March 12, 2010
断腸亭日誌 (その3)
入院中は、何故こんな病院を選んだか、後悔をすること頻り。そもそも内視鏡検査は、この病院でする予定ではなかった。職場の嘱託した病院で受けるはずであったが、それは4月下旬まで予約が取れない。仕事の関係とペントレ、WAGNERと万年筆関連の予定を両方の目で睨むと、決して良い時ではなかった。そこで、近所の中規模の総合病院に問い合わせたところ、すぐに予約が取れたので、こちらにした。(この病院の名誉のために言っておかなければならないが、ここは僕の主治医がいる病院。この医師はムスメの命の恩人であり、非常に正直・真面目で腕の良い小児科・内科医である。)
カミさんは以前からよく「病院ではなく、医師でかかるところを選ばなければいけない」とよくいっていたが、今回は逆に「良い医師がいても、必ずしも良い病院とは限らない」ことを学んだ。しかし、起きてしまったことは元に戻りはしない。いろいろな思いが交錯したが、こういう精神状態が、病状を悪化させる。
そこで、逃げ道をiPhoneに求めた。僕の病室は、最上階の角部屋。廊下側で窓すらない。4人の相部屋で、他の患者たちは携帯電話は気にせず大声で使っている。他の患者や見舞いの人たちも、壁ひとつ隔てた廊下で、携帯電話を使って話している。僕は大声で喋るのは憚られたが、iPhoneをインターネットに接続して、メールを書き、ブログをアップデートし、そして万年筆関連のサイトを堪能した。
片方の腕に点滴の管が繋がれている状態でも、指は自由に動かせる。ただ、出来るだけ、その腕を使わないように、片手で作業するため、フリック入力をマスターしようと思った。世間の達人のようには上手くいかないが、片手でiPhoneを支え、同じ手の親指で、これが何とかできるようになった。
時には、将棋ゲームをやり、またインターネットラジオやyoutubeを見て気を紛らわせていたが、やはり最後に行き着く先は万年筆のサイト。そしてオークションを見ていると、以前から欲しかった万年筆が何本か出品されている。「これは行かんと」と思う一方、終了時間を見ると、とても体力的に起きていられない時間に終了となっている。また、スナイピングなど、ストレスのかかることが出来る健康状態でもない。
そこで、僕の出せる目一杯の値段を入れて、放っておいた。すると、eBayでは、一本を0.01ユーロ差、もう一本は2ユーロ差で落札。またヤフオクでは、競争相手と同額となったが、僕の方が先に入札していたため落札。4本に入札したうち、3本がこのような形で落ちた。「こんなことに運を使うから、入院するんだ」と言われそうであるが、人間は何処かで、帳尻が合うようにできているのかもしれない。
また、オンラインショップで、セール中の一本を入手。合計4本が入院中にもかかわらず増えてしまった。加えて、入院直前に落札した一本を加えると、退院後手にする万年筆は5本となる。1月2月とおとなしくしており、ミニペントレでお嫁に行った万年筆の本数を考えると、出超。しかし、3月の堰を切ったような購入ラッシュで、今年の初めからの決算は出入の数が同数となった。
iPhoneが無ければ、このような散財をしなかったと思う。その一方、万年筆を持てない時も、このような形で接点が持てたおかげで、どれだけ癒されたことかわからない。
明日以降は、折にふれて、この新参者たちを紹介したいと思います。
最後に、実は、今年もブログ用におひな様を撮影していた。ところが、ブログのエントリを書く直前に入院。使用することが出来なかった。来年使うというのもおかしな話と思い、今年も最後に写真をアップする。今年の趣向は、お内裏様は黄大トレド、おひな様は去年と同じ初期の御本家トレドを持っていること。ぼくは、このひな人形の気品ある表情が大好きだ。
<昨日の万年筆>
自宅
ペリカンM200(師匠調整、M250BB)+ ペリカン・ブリリアントグリーン
ペリカン 大トレド BB(師匠調整) + ペリカン ロイヤルブルー
シェーファー・タルガ バーリーコーン B + モンブラン ロイヤルブルー
モンブラン146 BB (師匠調整) + モンブラン ロイヤルブルー
パイロット キャップレス B(らすとるむさん調整) パイロット・ブルーブラック
パイロット キャップレス B(らすとるむさん調整) パイロット・ブルーブラック
セーラー キング・プロフィット B + モンブラン ロイヤルブルー
セーラー カーボファイン M (関西の親方調整)+ セーラー ジェントルインク・ブルー・ブラック
カミさんは以前からよく「病院ではなく、医師でかかるところを選ばなければいけない」とよくいっていたが、今回は逆に「良い医師がいても、必ずしも良い病院とは限らない」ことを学んだ。しかし、起きてしまったことは元に戻りはしない。いろいろな思いが交錯したが、こういう精神状態が、病状を悪化させる。
そこで、逃げ道をiPhoneに求めた。僕の病室は、最上階の角部屋。廊下側で窓すらない。4人の相部屋で、他の患者たちは携帯電話は気にせず大声で使っている。他の患者や見舞いの人たちも、壁ひとつ隔てた廊下で、携帯電話を使って話している。僕は大声で喋るのは憚られたが、iPhoneをインターネットに接続して、メールを書き、ブログをアップデートし、そして万年筆関連のサイトを堪能した。
片方の腕に点滴の管が繋がれている状態でも、指は自由に動かせる。ただ、出来るだけ、その腕を使わないように、片手で作業するため、フリック入力をマスターしようと思った。世間の達人のようには上手くいかないが、片手でiPhoneを支え、同じ手の親指で、これが何とかできるようになった。
時には、将棋ゲームをやり、またインターネットラジオやyoutubeを見て気を紛らわせていたが、やはり最後に行き着く先は万年筆のサイト。そしてオークションを見ていると、以前から欲しかった万年筆が何本か出品されている。「これは行かんと」と思う一方、終了時間を見ると、とても体力的に起きていられない時間に終了となっている。また、スナイピングなど、ストレスのかかることが出来る健康状態でもない。
そこで、僕の出せる目一杯の値段を入れて、放っておいた。すると、eBayでは、一本を0.01ユーロ差、もう一本は2ユーロ差で落札。またヤフオクでは、競争相手と同額となったが、僕の方が先に入札していたため落札。4本に入札したうち、3本がこのような形で落ちた。「こんなことに運を使うから、入院するんだ」と言われそうであるが、人間は何処かで、帳尻が合うようにできているのかもしれない。
また、オンラインショップで、セール中の一本を入手。合計4本が入院中にもかかわらず増えてしまった。加えて、入院直前に落札した一本を加えると、退院後手にする万年筆は5本となる。1月2月とおとなしくしており、ミニペントレでお嫁に行った万年筆の本数を考えると、出超。しかし、3月の堰を切ったような購入ラッシュで、今年の初めからの決算は出入の数が同数となった。
iPhoneが無ければ、このような散財をしなかったと思う。その一方、万年筆を持てない時も、このような形で接点が持てたおかげで、どれだけ癒されたことかわからない。
明日以降は、折にふれて、この新参者たちを紹介したいと思います。
最後に、実は、今年もブログ用におひな様を撮影していた。ところが、ブログのエントリを書く直前に入院。使用することが出来なかった。来年使うというのもおかしな話と思い、今年も最後に写真をアップする。今年の趣向は、お内裏様は黄大トレド、おひな様は去年と同じ初期の御本家トレドを持っていること。ぼくは、このひな人形の気品ある表情が大好きだ。
<昨日の万年筆>
自宅
ペリカンM200(師匠調整、M250BB)+ ペリカン・ブリリアントグリーン
ペリカン 大トレド BB(師匠調整) + ペリカン ロイヤルブルー
シェーファー・タルガ バーリーコーン B + モンブラン ロイヤルブルー
モンブラン146 BB (師匠調整) + モンブラン ロイヤルブルー
パイロット キャップレス B(らすとるむさん調整) パイロット・ブルーブラック
パイロット キャップレス B(らすとるむさん調整) パイロット・ブルーブラック
セーラー キング・プロフィット B + モンブラン ロイヤルブルー
セーラー カーボファイン M (関西の親方調整)+ セーラー ジェントルインク・ブルー・ブラック
この記事へのコメント
1. Posted by Bromfield March 12, 2010 20:37
お見舞いをいただいた皆様へ
入院中、退院後、暖かいお言葉をいただき、有り難うございました。
入院中のあれこれを記した「断腸亭日誌」も今日で終わります。いよいよ明日から本格復帰いたします。
術後の不順で、ブログ継続最大の危機でしたが、皆様に支えられて何とか途絶えることがなく続けることができました.アクセス数も通常の8割もあり、多くの方に御覧いただけ、ブロガー冥利に尽きます。
今後とも、"ぼちぼち"と「断想」を書き綴りますので、よろしくお願い申し上げます。
コメント覧を通して、お礼申し上げます。
入院中、退院後、暖かいお言葉をいただき、有り難うございました。
入院中のあれこれを記した「断腸亭日誌」も今日で終わります。いよいよ明日から本格復帰いたします。
術後の不順で、ブログ継続最大の危機でしたが、皆様に支えられて何とか途絶えることがなく続けることができました.アクセス数も通常の8割もあり、多くの方に御覧いただけ、ブロガー冥利に尽きます。
今後とも、"ぼちぼち"と「断想」を書き綴りますので、よろしくお願い申し上げます。
コメント覧を通して、お礼申し上げます。